5GHz帯で最大4804Mbps、2.4GHz帯で最大1148Mbpsの通信が可能で、Wi-Fi 6のメリットである高速・低遅延・多数デバイス同時接続に優れています。Wi-Fi 6E(6GHz帯)には対応していないものの、5GHz帯の広帯域を活用することで安定した高速通信が期待できます。
本体には2.5Gbps対応のWAN/LANポートを1つ、1Gbps対応のWAN/LANポートを1つ、さらに3つの1Gbps LANポートとUSB 3.0ポートを搭載したことにより、NURO光 10G、auひかり ホーム10ギガ、コミュファ光 10Gなどの超高速回線にも対応可能です。
また、内部には2.0GHzのクアッドコアCPUと512MBメモリを搭載し、ネットワーク負荷の高い環境でも安定したパフォーマンスを発揮します。
競合モデルと比較すると、ASUS RT-AX88UやNETGEAR Nighthawk AX8と同じAX6000クラスのWi-Fi 6ルーターに位置しながら、比較的リーズナブルな価格帯に設定されている傾向があります。
また、TP-Link独自の「OneMesh™」機能に対応しており、対応する中継機と組み合わせることでメッシュWi-Fiを構築可能です。さらに、Amazon Alexaとの連携にも対応しており、音声コマンドでルーターの設定を変更することもできます。
ゲーム用途では、QoS(優先通信設定)機能を活用することで、特定のデバイスの通信を優先できるため、FPSや格闘ゲームなどのオンライン対戦でも安定した接続が期待できます。
ただし、実際の遅延削減効果はネットワーク環境や回線の品質によって異なるため、最適な設定を行うことが重要です。
また、ユーザーのレビューでは「5GHz帯の通信が安定しており、4Kストリーミングやクラウドゲームでも快適」との評価が多いとされるものの、使用環境によって通信品質は変わる可能性があります。
価格は販売店や時期によって変動しますが、AX6000クラスのWi-Fi 6ルーターとしては比較的手頃な価格帯に位置しています。
「Wi-Fi 6Eは不要だけど、高速で安定したWi-Fi 6環境を構築したい」「ゲーミング用途や複数デバイス接続に強いルーターを探している」といった人には、Archer AX80は良い選択になります。
TP-Link Archer AX80 - Amazon.co.jpでチェック